頭痛の症状だけなら神経内科の知識、スキルはいらないかもしれない。
しかし、少なからず神経症状を伴う場合がある。
これらを正確に評価するためにはやはり神経学に精通している必要が
ある。特にこちらへきてそう感じるようになった。
神経内科的スキルがなくても、そこそこの頭痛診療はできる
かもしれないが、神経学的症状に気がつかず、重要な
サイン見逃してしまうかもしれない。それが、たとえ生命に
関わらないものであるとしても正確な診断を逃す可能性がある。
一度、神経内科もしっかり学びたいと感じている。
しかし、一方で神経内科の知識だけでは良くないと思っている。
8月13日の記事「日本頭痛学会の奥深さ」でも
書いたと思うが、頭痛は脳外科学、精神医学、歯科、内分泌、
女性医学、小児科学、耳鼻科学のみならず、社会的背景などまで
目を向けていかないと良い診療ができないというのも事実である。
また、治療という観点では漢方やハーブ、代替療法等にも
OPEN MINDである必要がある。
この辺りをどう作り上げていくか、自分の課題である。