お知らせ

●頭痛に伴って手足の麻痺を繰り返す片麻痺性片頭痛について経験が豊富です.大阪難波の富永病院の私の外来にご相談ください.

●富永病院 頭痛センターでは,幅広い頭痛疾患に入院を含めて対応しております.ぜひ,お気軽にご来院ください.

2013年11月23日土曜日

頭痛番組情報

私の上司である兵庫医大の立花久大教授が
2週にわたって出演されますので、是非ご覧ください。

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【番組名】 『サンデー・ドクター』

【テーマ】 「慢性頭痛と命にかかわる危険な頭痛」

【放送局】 読売テレビ

【放送日時】 2013年11月24日(日)、12月1日(日)  あさ5時50分~6時00分

11月24日放送分
読売テレビ:http://www.ytv.co.jp/sunday_doctor/number/s1649207.html
動画(YouTube):http://www.youtube.com/watch?v=v4qrnYSRbpk

12月1日放送分
読売テレビ:http://www.ytv.co.jp/sunday_doctor/number/s1649208.html
動画(YouTube)http://www.youtube.com/watch?v=IZcXd7T0aA4




共通の悩み

片頭痛や群発頭痛などの一次性頭痛は、自覚症状のため
診断や治療の判定などには本人からの問診が一番重要となる。

頭痛ダイアリーは日々の頭痛の状態を記載する日誌で、これを
もとに診断や治療方針が決まってくる。

自分も一年ほどダイアリーを記載してみたことがあるので
よくわかるが、つい忘れるし、ちょっと面倒でもある。

原則その日につけるのが最善だが、記憶が鮮明な
2日ー3日ごとにまとめてつけてもいいかもしれない。
付けないよりは、ずっといいだろう。

日本で頭痛診療していた時に何度かダイアリーの重要性を
説明してもやはりダイアリーを記載してこないケースは
しばしばあった。

ロンドンにきて、頭痛外来に参加していると、やはり
同じである。

頭痛医が「ダイアリーを見せてください」というと
「忘れました」とか
「カレンダーには書いていたのですが・・・」とか
「ダイアリーは前回もらいませんでした」とか
「メールで送ったはずなんですが」とか
いろいろなことで頭痛ダイアリーが外来のときに
ない場合がある。

そんな時、医師は改めて頭痛ダイアリーの重要性を
説明する。

頭痛ダイアリーをいかにしてつけてもらうか、
頭を抱えるのはどうやら、どこでも同じようです。

(もし、これを頭痛外来通院中でこれを読んでいる
人がいたら、ぜひ次回再診時は頭痛ダイアリーを
持って行ってあげてください。)

参考:

日本頭痛学会HPからもダウンロードできます。
http://www.jhsnet.org/jhs_headachediary.htm

頭痛大学ホームページにもいろいろなツールがあります。
http://homepage2.nifty.com/uoh/#05tool

No diary, No Botox
http://daisukedanno.blogspot.com/2013/10/no-diary-no-botox.html



秋深まる

2012年の春に渡英して2回目の秋が深まってきた。
10月の終わりにサマータイムが終了し、
日本との時差は8時間から9時間となった。
日はぐっと短くなり、からっと晴れた日もだんだん
減っているように思う。

当初、慣れない環境でいろいろと苦労も多かったが、
日々生活をしていくと、一つ一つ思い出もでき
その土地に愛着がわいてくる。

留学生活も後半となり、少しそういった思いが
募ってくる。少しロンドンやイギリスを楽しみたいなあ
という気になってくる。

ただ、最近になって、また新たなプロジェクトが
始まったのでのんびりしている時間はなさそうである。

外来では、稀であるが極めて重要で
専門的な治療を要する頭痛疾患の方が
多くおられ頭痛医として本当に貴重な経験をする
機会をあたえて頂いたと感謝している。

例えば片麻痺性片頭痛症例では、外来で片麻痺発作がでる
場合もあり、その前兆と頭痛の臨床経過を目の当たり
にすることもある。そういったことは将来の
頭痛診療に必ず役立つと思っている。

また、そういった頭痛患者さんに症状について
さまざまな問診をする機会に恵まれたことは
本当に有意義だと感じている。

この留学生活で本当に頭痛の臨床はもちろん、人生経験
という意味でもいろんなことを学んでいる気がする。

だんだん寒くなり、長い夜にふとそんなことを
考えたりしている。

Charing Crosss駅近くで

テムズ川岸からBig BenとLondon Eyeを望む。
17世紀に地球が寒冷化したとき、ここで
スケートを楽しめたという。



Regent Streetもクリスマスの飾りつけが進む








Oxford Circusの交差点から東側のOxford Street



Piccadilly Circusのネオン広告とエロス像