片頭痛や群発頭痛などの一次性頭痛は、自覚症状のため
診断や治療の判定などには本人からの問診が一番重要となる。
頭痛ダイアリーは日々の頭痛の状態を記載する日誌で、これを
もとに診断や治療方針が決まってくる。
自分も一年ほどダイアリーを記載してみたことがあるので
よくわかるが、つい忘れるし、ちょっと面倒でもある。
原則その日につけるのが最善だが、記憶が鮮明な
2日ー3日ごとにまとめてつけてもいいかもしれない。
付けないよりは、ずっといいだろう。
日本で頭痛診療していた時に何度かダイアリーの重要性を
説明してもやはりダイアリーを記載してこないケースは
しばしばあった。
ロンドンにきて、頭痛外来に参加していると、やはり
同じである。
頭痛医が「ダイアリーを見せてください」というと
「忘れました」とか
「カレンダーには書いていたのですが・・・」とか
「ダイアリーは前回もらいませんでした」とか
「メールで送ったはずなんですが」とか
いろいろなことで頭痛ダイアリーが外来のときに
ない場合がある。
そんな時、医師は改めて頭痛ダイアリーの重要性を
説明する。
頭痛ダイアリーをいかにしてつけてもらうか、
頭を抱えるのはどうやら、どこでも同じようです。
(もし、これを頭痛外来通院中でこれを読んでいる
人がいたら、ぜひ次回再診時は頭痛ダイアリーを
持って行ってあげてください。)
参考:
日本頭痛学会HPからもダウンロードできます。
http://www.jhsnet.org/jhs_headachediary.htm
頭痛大学ホームページにもいろいろなツールがあります。
http://homepage2.nifty.com/uoh/#05tool
No diary, No Botox
http://daisukedanno.blogspot.com/2013/10/no-diary-no-botox.html