2012年の春に渡英して2回目の秋が深まってきた。
10月の終わりにサマータイムが終了し、
日本との時差は8時間から9時間となった。
日はぐっと短くなり、からっと晴れた日もだんだん
減っているように思う。
当初、慣れない環境でいろいろと苦労も多かったが、
日々生活をしていくと、一つ一つ思い出もでき
その土地に愛着がわいてくる。
留学生活も後半となり、少しそういった思いが
募ってくる。少しロンドンやイギリスを楽しみたいなあ
という気になってくる。
ただ、最近になって、また新たなプロジェクトが
始まったのでのんびりしている時間はなさそうである。
外来では、稀であるが極めて重要で
専門的な治療を要する頭痛疾患の方が
多くおられ頭痛医として本当に貴重な経験をする
機会をあたえて頂いたと感謝している。
例えば片麻痺性片頭痛症例では、外来で片麻痺発作がでる
場合もあり、その前兆と頭痛の臨床経過を目の当たり
にすることもある。そういったことは将来の
頭痛診療に必ず役立つと思っている。
また、そういった頭痛患者さんに症状について
さまざまな問診をする機会に恵まれたことは
本当に有意義だと感じている。
この留学生活で本当に頭痛の臨床はもちろん、人生経験
という意味でもいろんなことを学んでいる気がする。
だんだん寒くなり、長い夜にふとそんなことを
考えたりしている。
Charing Crosss駅近くで |
テムズ川岸からBig BenとLondon Eyeを望む。 17世紀に地球が寒冷化したとき、ここで スケートを楽しめたという。 |
Regent Streetもクリスマスの飾りつけが進む |
Oxford Circusの交差点から東側のOxford Street |
Piccadilly Circusのネオン広告とエロス像 |