お知らせ

●頭痛に伴って手足の麻痺を繰り返す片麻痺性片頭痛について経験が豊富です.大阪難波の富永病院の私の外来にご相談ください.

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2014年1月24日金曜日

余談

ふと今は平成何年かと考える。

2012年に出発するときに平成24年だったから、

今年は平成26年である。

平成25年と26年は生活の中で

抜けていたので、少し不思議な感じがする。

2年前、日本を発って長旅のあとヒースロー空港につき、
長蛇の入国審査を終え、
予約していたホテルへ向かったタクシーの中からとった写真。
あれから色んな事があり、今見ると、
不安と期待とが入り混じった当時の事を思い出し、
少し切なくもある。

2014年1月16日木曜日

研究

研究について、また考えていた。

今回、留学をして長い期間恵まれた環境で

じっくり研究をする機会を得ることができた。

広範な臨床所見を目の当たりにし

また、たくさんの文献も読むことができた。

その中で、医学が本当に多くの研究者が

膨大な時間と労力をつぎ込んで、

また、その中で多くの患者さんと

向き合って、一つ一つ

知の積み重ねをしてきたことが

良くわかった。

一つ一つの研究が、肥やしになって

次の知に貢献している。

そうして、脈々と受け継がれている。

どんな小さな研究でも、いい加減なこと

をしないで、きっちりとしたものを

出せば、それは一つの知となって

どこかで必ず生きている。

そうやって、ずうっと医学が発展して

きたんだなあと、子供みたいなことを

今更ながら、改めて実感した。




天気が良いと、気持ちが良い。

雨が窓に打ち付けるような、強い雨は
どちらかというと少なく、ぱらぱらっと降っては止んでという
雨が多いが、先日は、結構はげしく降っていた。

道路にも、雨が地面をたたきつけて、水玉ができていた。
日本の雨を思い出した。

自宅近くのケンウッドハウスの庭



2014年1月15日水曜日

停電

 また、停電。
渡英して2年弱で、すでに5回目。
冬は暖房もとまるので困る。
なぜ、こんなに停電が多いのか
不思議でならない。
一度、停電になると回復まで
時間がかかるので困る。

 渡英して、日本では少ない不具合を
しばしば経験する。

 洗濯機など、入居時新品が
備え付けてあったが、
それでも4-5回は修理に
きてもらっている。
(おもしろかったのが、一度
修理業者が「前に修理した担当者が悪い」
と言い出して、会社に電話したところ
「Me !?」と叫んだのだ。つまり前に
修理したのは自分だった。ばつが悪そうに
笑っていた。)

 インターネットもときどき
つながらなくなる。

 水が出なくなることがある。
 
 夏のバスはオーバーヒートする。

 地下鉄の信号がしばしば故障する。
などなど。

 イギリスは先進国なのに意外と
そういった部分があるのに驚いた。
いろいろ人に聞くと
「ここはイギリスだから」と言われる。
イギリスだからそうなのか、
それとも日本が素晴らしいのか。

 たいてい停電の直前、部屋の照明が
不安定になる。今回も照明が不安定に
なったのでまずいな、と思った瞬間
に落ちた。

 この日は、遅れている仕事を
がんばって遅くまでやっていたのだが、
PCの電源も落ちて、
データがすべて吹っ飛んだ。
がっくり来て、やることも
ないので寝た。

*以前にも停電があった。
停電はめずらしいので、つい写真をとってしまう。
街灯も消えて、あたり一面真っ暗になる。

*現在の日本では他国に比べて電力供給が非常に安定しており、停電はかなり少なく、その少なさは先進国中でも突出している。2001-2002年における一般家庭の年間平均停電時間は、アメリカ 73分、イギリス 63分、フランス 57分、日本 9分となっている(Wikipediaより)。

どうやら「日本が素晴らしい」というのが正解のようである。
(*他にも面白いトラブルはいろいろある)

2014年1月8日水曜日

研究一考

臨床医にとっての研究とは何だろう。

もちろん医師として医学に寄与する一定の義務はおうだろう。

しかし、ざっくりと言うと僕はあまり研究は好きではないし

それほど多く研究してきたわけではない。

ただ、好きではないが面白いなと感じる事が多い。

いろいろと新しい知見に出会えるからだ。

また、医学の知識を吸収するために、いろいろ

論文や文献を読むことも多いが、その知識は

たいてい頭からぬけていく。

よく学ぶには、人に教えることが一番ということを

良く聞くが、研究にもそれが当てはまるとおもう。

論文として人に公表しようとすると多数の文献を

読み、知識を自分のものにしないといけない。

さらに目の前に事実に照らしてどうなのか

よくよく考えるという作業が必要だ。

多くの論文を書いている先生は、やはり

膨大な知識と深い理解を有していることが多い

と感じる。

研究の意義はそういったところにもあるだろう。




正月あけに行ったWindsor城。夕陽を浴びて金色に輝いていた。

2014年1月6日月曜日

cranial autonomic symptoms

メモ: CAS


成人片頭痛症例における
cranial autonomic symptomsの
prevalenceは26.9-73.1%で
あるとされる。
比較的多い。




またICHD-IIではCASとして

conjunctival injection, lacrimation
nasal congestion rhinorrhoea
eyelid oedema
forehead and facial sweating
miosis ptosis

が記載されていたが3rd editionでは
TACsの診断基準のcranial autonomic symptomに
sensation of fullness in the ear, forehead and facial flushing
が追加されている。
また、a sense of restlessness or agitationの
項目が別に分けられている。


正月にOxfordへ。
比較的小さな町で落ち着いたところだ。

2014年1月2日木曜日

謹賀新年

ロンドンアイ

元気よく年が明けた!



今年も、頭痛を中心に据えて、
いろいろなことを楽しみながら頑張ろう。