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2014年3月11日火曜日

ロンドンでの生活いろいろ

 ロンドンに来て、日常生活の中でいろいろな不便があり、
面白かった。

そんな不具合については以前にも書いたのだが、

 その他のトラブルとしては郵便物が届かないことがある。
2年の間で、そう多く郵便を利用したわけでもないのに
2回ほど届かないことがあった。

 洗濯機に関しては比較的名の通ったメーカーの
ものであるにもかかわらず、その後も何度もこわれた。

 修理の予約をとって、その日に待機しているのだが、なかなか
こない。ようやく来たかと思えば、自宅前の駐車スペースが
駐車禁止の時間になったので、今日は帰りますという。

 あらためて予約を取り直して、別の日にきてもらい
修理をしてもらう。エンジニアが帰った直後に、たまった洗濯を
かたづけようとスイッチを入れると、異音がして動かない。

あわてて玄関口まででてみるが、エンジニアはすでに帰った後。
冗談だろ!と言いたくなるコントみたいな話である。

 再度、改めて電話で予約を取り直すが来週にならないと空きがないという。
そして、電話のオペレーターは、僕の下手な英語に、あからさまにため息をつき、
舌打ちをしてくる。僕も腹が立つわけでもなく、ここはイギリスだなあ、としみじみ感じる。

 また面白いのが修理の時、エンジニアがおもむろにスマートフォンを取り出して
音楽を鳴らしながら作業するのである。(作業中、音楽をならす業者はしばしば
おり、以前研究室横のトイレの修理の時も、業者が大きな音で音楽を鳴らしながら作業
していたことがあった。日本では考えられない事なので驚いたが、楽しそうに
作業しているので、こちらも楽しくなる。)

 ロンドンは多様な人種で構成されていて、懐が深い。
いろいろな人がいろいろな価値観で生活している。
地下鉄の中でリンゴを丸かじりしている人もいれば、
ギターを弾いている人がいたりする。ストッキングがやぶれていようが、
髪を赤や青にそめていようが、誰も気にとめることもなく、
みなごく自然に過ごしている。

 不便さの裏側には、そういった懐の深いおおらかさがある
ような印象を受けた。当初、なかなか慣れなかったが、
今では、ロンドンのそういったおおらかな部分が好きになった。
 
イギリスではキッチンに洗濯機があることが多い。
最初は違和感があった。

卵をかったら中身がなかったこともあった。
思わず笑ってしまったが、たまにあるらしい。
(以後、中身を確認して買うようしている。)

ヘンリーという名前の掃除機。渡英したころ
特に何も考えずに売れ筋との理由で、購入した。
大きくて重くて、何で顔なんて書いてあるんだろう?
と不思議に思っていた。

その後、この掃除機は、ホテルや病院などいたるところで
使われている実力派の掃除機であることが判明。

実際にいたるところで、しょっちゅう見かける。

しかし、コードは手巻き式で、各種装置がアナログで、
レトロな雰囲気が漂っている。
僕が小さいころに祖母の家にあった
掃除機にとてもよくにている。


とても重いので掃除が大変かと思いきや、
コードとホースが非常に長く、
本体を引っ張る回数は少ないので意外と楽だ。

日本でも、わざわざ好きで買う人がいるとのこと。


窓には網戸がない。
イギリス人にきくとイギリスに蚊は
いないそうだ。


ちなみに蝉もいない。帰国したときに
蝉の鳴き声を聞くと、日本に帰ってきた!
という感じがしたものだ。