留学生には多かれ少なかれ貧乏生活が
つきものである。
自分の場合も例にもれず、そこそこの節約生活
を強いられている。
それは、ある意味なかなか勉強になる
部分もある。これまで、いろいろと
無駄使いの多い生活をしてきたが、
やはりお金は大事にしなけりゃなあ
とおもう。
そんな生活も半年ほどたったのだが、
まだ3階の部屋が段ボールであふれている。
しかし、これがまた面白い。
時々、電池がなくなったとか、ホッチキスの針が
なくなったとか、プリンターのインクがなくなったり
とかする時がある。
日本なら、まあそれはそれで買えばいいわけだが、
留学節約生活中はそうホイホイと買うという
訳にはいかない(そこまで必死になって
いる訳ではないのだが、なるべく不必要な出費は
減らしたい)。
そんなときに、3階にある段ボールをごそごそと
探してみる。色んなものが次々でてくる。
そんなとき、いくつかの感情がわいてくる。
①ああ、日本でこれ使ってたなあ懐かしい
②なんでこんないらないもの沢山買ってたのかな
③よく、こんなものまでロンドンにもってきたものだ
そうした感情は決してわるい感情ではなく
なんとなく楽しい感情だ。何がでてくるか
わくわくするような感じである。
そうして、探していたものを見つけた時、
思わず「ラッキー!」
という感じで凄く嬉しくなってしまう。
ここ数日、こうやっていろいろな掘り出し物
をみつけて凄く得した気分になっている。
小さい幸せだが、何だか凄く幸福感につつまれる。
不思議なものだ。
それはそうと落葉がすごい。 雪のようにつもっている。 |