いろいろな意味で良く整っていること
が凄く羨ましくおもっている。
もちろん良いところばかりではなく、日本の方が
すぐれている面もある。頭痛専門医の数は
英国が20-30人に対して、日本では数百人
はいる。このことは、患者さんが比較的
頭痛専門医にアクセスしやすいメリットがある。
日本も英国もどちらも良い面をもっている。
だからいろいろと考える。日本に帰って
ロンドンでの頭痛診療の良いところを
なるべく取り入れたいとおもっている。
だが、同じようなシステムをめざすのは
そう簡単ではないだろう。
システムというのは、個人で簡単に作れる
ものではなく、広い意味では社会全体を
含めた周りの理解が必要だからである。
まず、頭痛という疾患について、より理解
が深まり、社会、患者さん、医療関係者に
認知されるようになると良いと思う。
このことは、僕が頭痛の勉強を始めるずっと
前から頭痛診療に取り組んでこられた先輩方
が多大な努力をされてこられ、大分理解され
てきている方向であるとおもう。
まず、何より自分が頭痛に興味を持つように
なったのも、これらの先輩方の努力の
結果のひとつであり、感謝しないといけない。
僕は僕で、また頭痛に対して理解が深まるように
少しでも貢献するようにしたい。
話がもどるが、日本に帰った時に如何に
少ないマンパワーで効率よく、質が高く
患者さんの満足度の高い診療ができるか
いろいろと考えている。
こんな工夫はどうだろうか、などいろいろ
アイデアが浮かんでくる。こつこつと
これからもがんばろうではないか。
日本の風景は美しい。 |
西宮市 武庫川にて. 平成23年春 |