自分は記憶力や理解力も良い方じゃない。
要領もあまり良い方ではない気がしている。
だから、こちらの先生みたいに先進的な素晴らしい診療をするというのは
帰国してもなかなか難しいかもしれない。
しかし、なるべく丁寧な質の高い頭痛診療をめざそうと思っている。
常に、こつこつと質の高い診療をするように心がければ、
その継続がやがて実をむすび、素晴らしい、までは行かないだろうが、
なかなかいいな、と思えるくらいの診療はできるのではないか。
英国は、頭痛診療のシステムが整っている。頭痛専門医が
難治性頭痛の診療に専念できる環境がある。これは他の欧米の
頭痛センターや頭痛クリニックでも同様のようだ。
このため、比較的先進的な医療を積極的に推し進めやすい
環境にある。頭痛診療だけで採算がとれているかどうか
分からないが、社会が頭痛診療が必要である
と考えているのだろう。これは羨ましいとおもう。