診断基準では「第1度近親者または第2度近親者の少なくとも一人が
運動麻痺を含む片頭痛前兆を有する」となっている
(これはICHD-3ではなく、ICHD-IIの日本語版ですが)。
近親者であり、親等でないことに注意。
例えばオジ、オバは3親等ですが
第2度近親者ですので家族歴ありということになる。
近親者
NHS
http://www.geneticseducation.nhs.uk/genetics-glossary/234-second-degree-relative
FALCO
http://www.falco-genetics.com/brcastudy_end/main/q01/index.html
『慢性片頭痛』『薬物乱用頭痛』『群発頭痛』『小児・思春期の頭痛』『種々の連日性頭痛』をはじめとした『難治性頭痛』の診療および研究に、特に力を入れてとりくんでいこうと考えています。また片麻痺性片頭痛については、経験が豊富ですので是非ご相談ください。
お知らせ
●頭痛に伴って手足の麻痺を繰り返す片麻痺性片頭痛について経験が豊富です.大阪難波の富永病院の私の外来にご相談ください.
●富永病院 頭痛センターでは,幅広い頭痛疾患に入院を含めて対応しております.ぜひ,お気軽にご来院ください.
2013年10月28日月曜日
2013年10月27日日曜日
No diary, No Botox
No diary, No Botox
これはよく外来で、頭痛医が患者さんに言っている。
頭痛というのは、自覚症状のため
血液検査やCTで評価するわけにはいかない。
唯一の情報は、本人にしかわからない痛みである。
このため診断はもとより、治療効果を判定するにも
詳細な症状を把握する必要がある。
ところが、人間の記憶というのは曖昧なもので
その都度ダイアリーに記載していかないと
次の診察時に詳細は思い出せないことが
多い。少しましですとか、あまり良くないですくらい
ならなんとかなるが具体的な頭痛の日数などは
思い出せない。
特にBOTOXなどの高価な治療では
2クール後の頭痛の日数が1カ月に30%未満の
改善にとどまれば中止することになっている。
http://www.nice.org.uk/newsroom/pressreleases/BotulinumToxinTypeAForHeadachesAssociatedWithChronicMigraine.jsp
このような評価はかなり正確に判定を必要と
するため頭痛ダイアリーを記載しない
ケースではBotoxは行われない。
また、留学先の病院では、さまざまな種類の
頭痛ダイアリーがあり、治療内容によっては
非常に詳細な報告を求めている
ダイアリーも使われている。
これはよく外来で、頭痛医が患者さんに言っている。
頭痛というのは、自覚症状のため
血液検査やCTで評価するわけにはいかない。
唯一の情報は、本人にしかわからない痛みである。
このため診断はもとより、治療効果を判定するにも
詳細な症状を把握する必要がある。
ところが、人間の記憶というのは曖昧なもので
その都度ダイアリーに記載していかないと
次の診察時に詳細は思い出せないことが
多い。少しましですとか、あまり良くないですくらい
ならなんとかなるが具体的な頭痛の日数などは
思い出せない。
特にBOTOXなどの高価な治療では
2クール後の頭痛の日数が1カ月に30%未満の
改善にとどまれば中止することになっている。
http://www.nice.org.uk/newsroom/pressreleases/BotulinumToxinTypeAForHeadachesAssociatedWithChronicMigraine.jsp
このような評価はかなり正確に判定を必要と
するため頭痛ダイアリーを記載しない
ケースではBotoxは行われない。
また、留学先の病院では、さまざまな種類の
頭痛ダイアリーがあり、治療内容によっては
非常に詳細な報告を求めている
ダイアリーも使われている。
2013年10月25日金曜日
子供の頭痛
親が頭痛持ちの場合、子供も頭痛があることが多い。
子供の頭痛は3-4才くらいから訴えだす。
車やバスに乗ったりすると、10分もしないうちから
頭が痛いと言い出したりする。痛い痛いと言っている割には
車を降りたら10分ほどで治っている。
子供の頭痛は比較的短時間で、訴えが強い割には
すぐに治ってケロッとしていることが多いのが特徴だ。
だから、学校の先生や親から仮病だと思われたりして
理解されないことが多い。
乗り物酔いを有していることも多い。
学校の先生や、親は子供が頭痛を訴えていたら
言葉通り痛がっているとわかってあげる必要がある。
子供の頭痛は3-4才くらいから訴えだす。
車やバスに乗ったりすると、10分もしないうちから
頭が痛いと言い出したりする。痛い痛いと言っている割には
車を降りたら10分ほどで治っている。
子供の頭痛は比較的短時間で、訴えが強い割には
すぐに治ってケロッとしていることが多いのが特徴だ。
だから、学校の先生や親から仮病だと思われたりして
理解されないことが多い。
乗り物酔いを有していることも多い。
学校の先生や、親は子供が頭痛を訴えていたら
言葉通り痛がっているとわかってあげる必要がある。
lightheadedness
少しボーっとするような感じがあったり、ふらつくような感じがあったり、
ちょっと集中できないことがあったりする状態のことであるが、
片頭痛の症状の一つでもある。
(ただし、いつもと異なる症状、初めて経験する
ような頭痛、悪化していくような場合は病院で
検査する必要がある。)
*危険な頭痛についてはこちらをご覧ください。頭痛大学HPより
http://homepage2.nifty.com/uoh/zutsuu/000igakubu.htm#危険な頭痛の兆候(しるし)
(ただし、いつもと異なる症状、初めて経験する
ような頭痛、悪化していくような場合は病院で
検査する必要がある。)
*危険な頭痛についてはこちらをご覧ください。頭痛大学HPより
http://homepage2.nifty.com/uoh/zutsuu/000igakubu.htm#危険な頭痛の兆候(しるし)
今日、また頭痛があったのだが今日は少しきつく
このlightheadednessを伴っていた。
これまであまり意識したことがなかったが、頭痛があったときに
自分の症状を詳細に見つめるようにしているといろいろと
気がつく。今日の頭痛の誘因は寒さだ。
もうだいぶん寒くなってきているというのになぜかバスに
冷房がかかっており、その冷気が首筋にずっと
あたっていた。それから頭痛が起こった。
それが誘因らしい。
寒いんだから、冷房はつけないでくれと言いたい。
寒いんだから、冷房はつけないでくれと言いたい。
今まで、暑さは誘因であったが、
天気の変化や寒冷については誘因でなかった。
天気の変化や寒冷については誘因でなかった。
イギリスに来てから誘因が増え、頭痛が少し増えている。
今日はそのまま様子をみた。 最近、週末の頭痛がおおい。
週末やリラックスからの解放も頭痛の誘因になるが
今のところこれまでそれを意識したことはないのだが。
自分の頭痛をよく知るためには頭痛ダイアリーが非常に
役に立つ。僕も頭痛を勉強して自分でわかっているつもりだったが、
留学前に1年ほど頭痛ダイアリーをつけてみて
自分でも気がつかなかった傾向がよくわかったものだ。
わかっているつもりでも、気が付いていないことを
頭痛と一口にいっても片頭痛だけではなく、非常に多くの
頭痛があり、コントロールの困難な難治性頭痛も多い。
ただ、僕自身はそのうちの代表的な頭痛の一つである
片頭痛があるということはうれしいことではないが、
いろいろと自分の症状を観察でき、ある意味ではいいことである。
片頭痛自体は別に珍しくもなく、多くの人が普通に
有している。通常は僕を含め比較的軽症でコントロール
は容易であるが、まれに難治性のケースがある。
頭痛専門医の中にも頭痛を有している人は多い。
僕のよく知った先生も、よく研究会で頭が痛いといいながら
トリプタンを服用されていた。
自分の頭痛に関しては、良い実験材料だと思っている。
*追記:結局翌日の午前中まで痛かった。
VRS moderate
NRS 5-6の頭痛であった
*追記:結局翌日の午前中まで痛かった。
VRS moderate
NRS 5-6の頭痛であった
2013年10月21日月曜日
2013年10月20日日曜日
2013年10月17日木曜日
マカレル
2013年10月16日水曜日
再会
2013年10月12日土曜日
頭痛
また、頭が痛い。片頭痛だ。
今日は変な時間に昼寝をしてしまったのが誘因だ。
僕の片頭痛の誘因は
ストレス、目の疲れ、アルコール、暑さ、
寝すぎ、疲れ、長時間のフライトなど。いつも一定のパターンだ。
片頭痛持ちの人は他に
月経、騒音、におい、空腹、特定の食品、
天気の変化、睡眠不足、運動、がんばりすぎ、
旅、ドライブ、リラックス(緊張からの解放時)、
脱水、のどの渇き、人ごみのなか
などが誘因になることが多い。
誘因がわかっていれば避ければいいのだが、
日々生活していく中で、そういつもうまくいくものでもない。
今月はまだ頭痛薬を飲んでいない。
だから堂々とロキソニンとナウゼリンを服用した。
僕はロキソニンとナウゼリンの組み合わせがベストだが
人によってそれぞれ、自分にあった頭痛頓挫薬(鎮痛薬)が
あるだろうから、トリプタン製剤(病院で処方)といわれる
片頭痛治療薬が合う人はそれを、痛くなったら早めに
服用すればよい。
薬を服用する罪悪感は持たなくてよい。
ただ一つ、服用する回数をしっかり把握しておくことだ。
1か月に10回を超えてはならない。
だいたい週に2回を超えないようにする。
月に10回を超えると薬物乱用頭痛になってしまい
頭痛は改善しなくなる。
だから、回数さえ注意すれば堂々と安心して服用すればよい。
もし、頭痛頓挫薬(鎮痛薬)の服用回数が増えてしまうとか、
服用しても効きにくいようなら、
頭痛予防薬を服用するのがよいだろう。
この頭痛予防薬は薬店では売っていないので
頭痛専門医のいる病院を受診して
アドバイスをうける必要があるだろう。
頭痛予防薬として使われている薬は
抗てんかん薬や、抗うつ薬なども多く
初めて処方されたひとは驚くだろう。
しかし予防薬は一生飲むものではない。
頭痛がやっかいな一定の期間服用して
落ち着いてくれば減量し中止できる。
副作用はないわけではないが、頭痛専門医も
やみくもに処方してるわけではなく、
長年の頭痛研究で得られた知見をもとに
副作用に注意しながら処方している。
たんに、抗てんかん薬や抗うつ薬を
のむのは嫌という先入観だけで治療選択肢を
捨ててしまうのはもったいないだろう。
頭痛は煩わしいが、適切に扱ってやれば
うまく付き合っていくことは可能だ。
現在、留学して頭痛を勉強しているが、改めて
頭痛学の広大さと、奥深さに驚いて感動しているところである。
広い視野で臨床頭痛学に接することができたことで
今後、この頭痛をさらにがんばっていこうという確信を得た
のは大きい。
広い視野で臨床頭痛学に接することができたことで
今後、この頭痛をさらにがんばっていこうという確信を得た
のは大きい。
頭痛が、それなりにうまくコントロールできていれば
いいが、もし困った頭痛に悩んでいるひとがいれば
ぜひ、本当に頭痛に詳しい先生に相談してみてほしい。
本当に頭痛をよく知っている先生なら、必ず納得いくまで
頭痛に向き合って対応しようとしてくれるであろう。
多くの頭痛はうまくコントロールできるが、まれになかなか
治りにくい頭痛、何年も続く頭痛もあるだろう。
そういった難治性頭痛でも、頭痛をよくわかっている先生なら
とことん向き合ってくれるだろう。そういった先生は頭痛を
よくわかっていることが多い。頭痛の臨床は日々進歩している。
だから、困った頭痛に悩まされている人も
希望を持っていいだろう。
そうこうしているうちに、僕の頭痛がやわらいできた。
2013年10月11日金曜日
病院の様子など
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